グラン・トリノ。<★★★★.5>

せっかく夏に入ったのに映画三昧。
海に行きた〜い!

っていう気持ちは置いておいて。

グラン・トリノ [Blu-ray]

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(ぶるーれい!)
これはまた秀作でした。

見たあとに、すっごい悲しいんだけど暖かい気持ちになれる、そんな映画ですね〜。

”偏屈なじぃさんが隣の少年との交流で心を通わせていく…”

というのが大方のストーリーで、前半はなんというか淡々と進んでいきます。
(相方はすっかり寝てました。)
ただ後半からはテンポよく進んで衝撃のラストへ…!



なんかこの映画の中でみんなが成長してくんですよね〜

偏屈な頑固者の差別主義者のじぃさん(ウォルト=イーストウッド)も、
優しいけど自信なくて気が弱い隣の家の少年(タオ)も。
若造の神父さんも最後にかけて一皮むけていったような気がします。


物語の前半で、偏屈じぃさんはまぁ〜小憎たらしくって、
周りに敵ばっかり作っていくんですよね。
よく殺されないなぁ、このじぃさんっていうくらい。

…なんだけど。
そのじぃさんが、だんだん心通わせていく様は
なんだか可愛くてニヤニヤしてしまうし。
タオに生き方を教えていくときも
ユーモアたっぷりでクスクス笑っちゃいました。
(相方には分かってもらえず奇妙がられましたが…)


ラストはもう………


涙が止まりませんでした。

すごい格好いい。

自分の人生と自分のやったことへの責任の取り方というか、精算の仕方が。
とっても暖かいまなざしを感じました。