出産〜その③〜

お昼もまわり、ひたすら「張り」というものに耐えていたわけですが。



(汚い話であれですが)


肛門の方にも違和感が。


何かが出てきてしまう感じ。


「今朝出なかったからなぁ、赤ちゃんに刺激され催しちゃってるのかな」


なんて思って、でもベッドの上で漏らしたら大変だし



肛門を押さえて必死に耐えます。



「そういえばネットに肛門をゴルフボールで押さえるとか書いてあった」



と思って母に取ってきてもらい押さえてもらうも・・・




全然足りない!





「もっと強く!」



と要求する私に母は



「ゴルフボールなんて使っとれん」


といって親指で「ぎゅーーー!!!」




でも、まだ足りない!



母の指の上からさらに自分で力を込めて押さえ付けます。



後から聞いたところ、その私の指の力と言ったら半端じゃなかったよう。





私が「張り」と思っていたものを


腰をさすってもらい、肛門を押さえてもらい、自分でも押さえつけて耐えること


どのくらい経ったんでしょうか。



30分?1時間??


もう時間の間隔はよく分からなくなっていて。



さすがに私の様子が尋常ではないと思った母が


「この子肛門から何か出そうとかってゆってるんですけど」


助産師さんに訴えると



なにやらベテラン風の助産師さん2人が現れ内診した途端、



「もう全開!次陣痛来たらいきんでいいよ!」




(って、え???陣痛???だって「張り」だって・・・。いきむって産まれるってこと?!)



と、私はパニック。


「ど、どういう・・・??」


とやっとの思いで聞くと



「もう子宮口が10cm全開なの。今から分娩室行くよ。」




「陣痛来たら2回息吐いて、ウンチ出すみたいにいきんで!」




私が「張り」だと思って必死に取り乱さないよう耐えてたのは陣痛で、



おしりから出そうだったのはなんと赤ちゃん!!



なんと!!!




(今から分娩室ってことは産まれちゃうんじゃ・・・。旦那の立ち会いは・・・?2時間かかるんですけど・・・。)




「今から30分から1時間では産まれるから旦那さんにはゆっくり来てもらうように伝えて」




とな。


そんなーーーー。






しかも

「○○さんはまだ8cmだからちょっと待っててもらって!」


と、助産師さんたちもそうとうばたばたとしてました。



私がいきなり全開になってたのは相当な予想外だったようで。





いざ。分娩室へーーー。(続く)