せん、誕生記録②〜いきなり出産。

とりあえず病院へ…、と向かって到着したのが14時前くらい。



下腹部全体がキューっと痛む。



けどまだまだ堪えられる痛み。



陣痛、遠のいたらどうしよう…、なんて思ってると



内診した助産師さんが



「子宮口6cm…、けっこう開いてるね。」


と。


とりあえずNSTテストで40分測ってから…という予定がもう産まれるのも近いということで即LDR行きに。


しかも内診のグリグリが効いたのか、陣痛も5分前後で来るように。




ただそこからはそれほど急速には進まず15時を過ぎても7〜8分間隔。



お産直前は1〜2分ごとで陣痛が来るらしいので


まだまだこっからかぁ。。。


なんて思ってると15時半過ぎ、周りがバタバタと騒がしくなる。




分娩の準備しとくね〜、なんて言ってベッドの布団が取り払われ分娩台に。



「あれ?まだでしょ?」



とゆー感じ。



だって痛いは痛いけどまだ7〜8分間隔だし、



腰を自分でさすってやり過ごせるくらいだし、



はなの時に耐えた陣痛とは比べものにならないくらいのレベル。



でもあれよあれよと準備は進み、足も開き分娩台に固定されてしまう。



(え〜?!ほんとにこんなんで産めるの〜??)


と、気持ちがついていきません。


「もう産まれるんですか?」


と疑えてしまう。


「うん、全開だからね〜。」


とのこと。


全開だったらこんな微妙な陣痛で産めるものなの?!

前もそうだったけど子宮口、開きやすいのかな、私。



陣痛の痛みがそれほどでもないせいか…



陣痛以外のことが痛くてしゃーない。


「導尿しますね〜。」


導尿って…今回初だし!さっきトイレ行ったのに!とか思ってると何かを入れられる感じとともに激痛。




んで多分、産道を広げて通りやすくするためだと思うんだけど


ベテラン助産師さんが容赦なく手でグリグリ…


これが痛い痛い。


呻いても全く容赦なし。



んで心の準備もできないまま、

「もういきんでいいよ〜!」と。




もう??


いきむってどうやるんだっけ??




「陣痛きたら2回息吐いてから息止めていきんで!」



…と言われても産道をグリグリやられてる痛さで陣痛の痛みがよく分からない(◎_◎;)



「陣痛が…よく分かりません…。」



と情けないことを言ってると…



陣痛きた!っていう確信はないまま



「ん…?!痛い、ような…?!」



「じゃあ行くよ!」



とかゆう感じで2、3回いきんだでしょうか??





すると肛門のあたりに何か迫ってくるような間隔!





「赤ちゃん今一番狭いところに入って苦しいからね、ちょっと頑張るよ!」


「もう頭見えるよ!」



とのこと。



前の時は出てくる感覚がすっかり抜けちゃってる私。



今回はおっきな便のような…(例え汚いんだけどまさにそんな感じ)



何か大きな塊が肛門の方?股の間?に迫ってきてて



「これね?これを出せばいいのね!」



とおへそを見ながら力を振り絞る。




ワナワナと体が震えるし、どんなけの力が入ってたんだろうか…




そのおっきな塊を押し出しきってないところで突然、



「手は胸!力抜いて!」

「目線はおへそのまま!」



と言われ、その"何か"が出て


一瞬の間ののち…、



「オンぎゃあ!オンぎゃあ!」




という元気な泣き声。




その声きくまではちゃんと赤ちゃんを産めた、っていう実感がなくて



ものすご〜〜〜〜く、ほっとしました。




前回は抱っこする間も無く早々に連れて行かれちゃったけど



今回は体を拭いてもらってすぐ枕元に来てくれて



はなも、ほんとーに産まれたての赤ちゃんと対面。



とても幸せな瞬間でした。










その瞬間に…



またしてもパパ間に合わず〜!!!!



16時8分に産まれ、パパから病院着いたよとメールがあったのが15分。



聞くと会社から一旦家に帰ってシャワーを浴びて来たらしい!



何という!!!



何故か夜通しかかると思い込んで、シャワーを浴び、時間つぶしの漫画を入れたiPadを持参するというトンチンカンぶり!!
(漫画なんか読む暇あるかい!!)






出産に2歳半のはなを立ち合わせることがいいのかどうかよく分からず



じぃじかパパかに付いてもらって



はなは外で待機かなぁ〜、なんてつもりでいたんだけど。


じぃじはじぃじで産まれるのは夕方過ぎだろう、って勝手に思い込んで昼からお酒まで飲んでたし(!)、
病院に駆けつけたのも産まれた後だったので




はなはずーっとLDRでママを見守っててくれました。




途中まではばぁばに絵本読んでもらったりしながらお利口さんにしてたし



いよいよ、という時は動画を撮ってるばぁばのそばで



じーっと見てたらしい。


”血が怖い”とかいう感覚も特にないみたいだったし、必死な母の姿に動揺する様子もなかったようだし


対面した赤ちゃんも嬉しそうに迎えてくれたし、


赤ちゃんが産まれてくるその場に立ちあうことで、


赤ちゃんも自然に受け入れられたのかなぁ、なんて思ったりして


結果よかったんだけど…




男たちの頼りにならないことったら!